終わりが始まり。日本からフィリピンへ、或いは大阪からセブへ☆彡

 

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関西国際空港出発ロビーにて撮影!

 

混乱の日本。

街を歩けば、

マスクをする人が8割から9割。

飲食店やショップの店員さんは、

ほぼ100%マスク着用。

咳やクシャミをする人がいると、

必ずみんな反応する……。

そんなタイミングで、

果たして僕は日本から脱出する事が

出来るのか……、

ここ何日間は毎日、日本からの海外への入国禁止、特にフィリピンへの情報を欠かさず見る日々を過ごし、

何とか3月7日を迎えました。

 

このブログでは今後、大阪生まれ東京生活長しの一人のおっさん日本人が

セブ島でのアーリーリタイアメント生活の日々を綴る予定でしたが、

何だかお金が貯まらないので、 

予定を変更、しっかりと働きながら

セブ島での快適になるであろう日々をお届けいたします。

 

記念すべき第一回目は、

まずは日本からセブへと移動した

長い長い3月7日の一日間を

お伝えいたします。

正確には、3月6日の夜10時30分頃から

アクシデントとの闘いは始まります。

スマホに、僕が乗る予定の便がどうのという、

お知らせが来ました。

なんと、僕が搭乗するはずの

マニラ~セブの便が欠航!

(あれれ、どうすればええねろ……)

海外旅行などかなり前に行った

サイパン以来の僕は、結構焦りました。

予定では、

関西国際空港~マニラ

マニラ~セブ

出国手続きで時間が掛かっても

いいように

かなり時間の余裕をもってマニラで

乗り換えの予定だったのに。

 

日本を離れる僕の、

日本での最後の、

自分との闘いが始まったのでした。

代理店のサイトから予約したので、

ますはそちらの

カスタマーセンターへ電話。

繋がったのかと思うと、

『只今、電話が大変混雑しております』というアナウンス。

フリーダイアルだったから、

待ちました。

スマホの通話時間が30分を過ぎた頃、

『お待たせいたしました』

という男性の声。

普通の概念から考えれば、

代替の便の予約を自動的に提供してくれるのでは、なんたらかんたら……、

そんな僕の発言を、

『変更ですとチェックインに時間

 が掛かる事が多く、場合によっては

 次の日以降になる事もあります』

そんな内容の発言を

さも当たり前の如く返される。

『とりあえず別の便を予約される事を

 強くお勧めいたします』

あら、そうなんですか……。

『追って公式のメールを送信します。

 今、諸般の事情が御座いますので、

 ご容赦くださいませ』

みたいな感じで電話を切られる。

仕方なく、新たな便を前日予約。

もちろん値段は前回予約した時

よりも高い。

これが得意分野であったならば

自慢のネゴシエーションスキル

を駆使し、何とかもう少し上手く、

自分が損をしないように

出来たかもだけど、

いかんせん、飛行機って乗らないし、

マニラで一泊とかも嫌だし……、

諦めました。

 

出国前のスタンバイ生活にはもちろん

プリンターなどないから、

旅程票のスクショしたスマホを持って

近所のセブンイレブンへ。

なんだかんだで寝たのは2時半頃。

 

そして、3月7日の朝。

6時半に起き、シャワー、朝食、

その他諸々。

家を出たのは予定通り8時半。

上本町からリムジンバス。

関西国際空港には結構余裕で到着。

とりあえず搭乗する航空会社に行って、

20キロまでは預ける手荷物の分を

航空券と一緒に支払いをしていた

けれど、どうやら20キロをオーバー

しそうなので、

一度量らせてもらう事をお願いし、

計量器の上に、預けるトランクと

大きめのバッグを乗せる。

トータル18キロオーバーになった。

サービスカウンターのお姉さんいわく、

『オーバー1キロにつき1500円に

 なるんですよ。今から、事前予約を

 変更して40キロにする方が全然お得

 ですので、ネットで手続きをして

 みればまだ間に合うかもしれません』

ありがとうございます、とそのお姉さんに礼を言い、

急いでビジネスセンターへと向かう。

僕の頭の中で素早く計算。

あれ、という事は、約30000円じゃん、

しかもマニラ~セブの分もだと単純に

×2したら……。

昨夜に続き、またもやピンチが訪れた。

自分との闘い第二弾が始まる。

ビジネスセンターで30分500円でパソコンを借りる。

落ち着け、と自分に言い聞かせ

大きく深呼吸。

ビジネスセンターの3人の女性を

チラリと見ると、

とっても素敵な愛想笑いが返ってくる。

ログイン出来ないとか、

フライト便の入力ミスとか、

そんな悪戦苦闘の結果、

関西国際空港~マニラ 

預ける荷物20キロのまま変更出来ず。

マニラ~セブ 

預ける荷物20キロから40キロに

変更出来た。

まだましだったと考えようと自分に言い聞かし、これからしなければいけない

事を考える。

機内持ち込み手荷物の制限重量が

7キロだから、パソコンバッグと

ショルダーバックの重量をまずは量らせてもらう。

4キロ弱。

よし、あと3キロ分をトランクと大きめのバッグからパソコンバッグへ移そう!

汗びっしょりになりながら、

自分との闘い第二弾は続く。

大きめのバッグから重そうな物を 

パソコンバッグへ。

再度、計量器へと進む。

手荷物の方が5.5キロになる。

もういいか……、

パンパンに詰め込んだトランクを開けて

閉まらなくなったりしたら……。

チェックイン担当のお姉さんが言う。

『まだ時間に余裕はありますので、がんばって下さい』

ありがとうございます、と言いながら少し複雑な気持ち。

お姉さんのホスピタリティ溢れる笑顔。その笑顔に励まされ、

僕は挑戦する決心をした。

旅行者たちが楽しそうに横を通り過ぎる中、僕は汗でびっしょりになったマフラーをまずは腰に巻き、

トランクの扉を開けた。

 

僕の心を励まして頂いた『J●T STАR』のお姉さんお二人、

この場を借りて改めてお礼を言います。

どうもありがとうございました。

結局、その場で約2万円近くの追加料金を支払う事にはなったけれど、

日本での最後の、忘れられない思い出になりました。

まあまさかトランクがそんなに重いとは……。

そして、当日追加の料金がそんなに高いとは……。

世の中には、知らない事で溢れているものです。あなたもどうぞ、お気を付け くださいね。

 

そんな闘いのあと、とりあえず一服。

国内線のレストラン街にある喫煙室でやっと落ち着きを

取り戻しているところへ、

一人の若い女性が入ってきて、

『ライター貸してもらえます?』

僕へと向かって来る。

どうぞ。

良かったら沢山持っているので

あげますよ。

相手が標準語の場合は、標準語を返す。

それが僕のルール。

(そんなもん知らんがな)

と思ったあなた、

覚えておいてください、

今後もこのルールはセブの土地でも有効ですので。

(よし、また一つ徳を積んだど!)

その女性に変に気遣いをさせない為に

さりげなくバッグからもう一つライターを取り出しテーブルに乗せる。

(完璧やがな!)

『ありがとうございます』

その女性は頭を軽く下げて、喫煙室を出て行く。

二本目のタバコを深く吸いながら普段の冷静沈着な僕へとやっと戻ってきたぞ、よーし、もう大丈夫や!

 

写真は、そんな心境の僕が撮ったものです。

(あんまり飛行機見えへんけど)

とか思いながら。

 

その後、最大の難関だと思っていた 

マニラでの入国手続き、

マニラの飛行場での国際線ターミナルから国内線ターミナルへの移動等も、

結構スムーズに行った。

ただ、マニラの国内線搭乗手続きの際、

ボディチェックでピーピー鳴って、

検査官(?)のデスクに連れて行かれ、

そこでも何だかエラーになった。

『シャチョウ、ペソハモッテナイノ?』

持ち物検査をしながら、ロデールというフィリピン人に似た男が言う。

まあ、そこは大人の対応をして 

無事通過。

搭乗までの間に売店ビーフカレー的 なものを食す。

人生で初めて、ペソで物を買いました。

確か、150ペソぐらいだった。

日本で両替をしておいて良かった。

お得なレートで両替してきてくれた

Sさん、ありがとうです。

 

マニラでは飛行場内がガンガンにエアコンが効いていて、

冬の日本の格好をしていた僕でもそんなに暑さが気にならなかったが、

セブに到着した途端、

汗が噴き出してきた。

到着時間は予定よりも少し早まり、.

預けていた荷物を早々に見つけたので、

とりあえずは一服しようと、

得意の英語で(笑)

インフォメーションカウンターの

フィリピン人であろう女性に

喫煙所はどこかを訪ねる。

上だそうなのでエスカレーターの

上りに乗る。

すると下りのエスカレーターに見た事がある日本人の方が。

(あれ、もしや)

相手の方と目が合う。

そこで、僕はこれから勤務する

会社のCEOと

スカイプ面接ではお顔を拝見したけれど

実際に初めてお会いしたのです。

ちょっと、映画のようなワンシーン

でした。またもや、かなり汗びっしょりになりながら。

『長旅でお疲れでしょう』

そう言われるも、疲れを感じる余裕もありませんでしたと答えた。

その後、SIMの手配をして頂き、

タクシーで新居まで送って頂きました。

本当にありがとうございます。

そして、僕のセブの生活が始まりました。

 

次回からは、セブ島での快適ライフを

お送りいたします。

いや、マジで!

 

いつの日か、

セブ島あたりで会いましょう!